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多様な性
性のあり方について
性別は、「体が男性か」、「体が女性か」だけで考えられがちですが、性のあり方(セクシュアリティ)には、いろんな視点があります。
・「体の性」
・「心の性」(性自認などとも言われます)
・「好きになる性」(性的指向などとも言われます)
・「表現する性」
※これに当てはまらないと思う人もいます
いろいろな性の形
「好きになる性」(性的指向)による分類
レズビアン(女性同性愛者)
「心の性」が女性で、「好きになる性」が女性の人を指します。
ゲイ(男性同性愛者)
「心の性」が男性で、「好きになる性」が男性の人を指します。
バイセクシュアル(両性愛者)
「好きになる性」が男性の時もあれば、女性の時もある人を指します。
恋愛感情を強く感じない人(無性愛などと呼ばれます)や、性別やセクシュアリティなどによらず好きになる人(全性愛などと呼ばれます)、好きになる性がよくわからない、まだ決められない(クエスチョニングと呼ばれることがあります)などの人もおられます。
「心の性」(性自認)による分類
トランスジェンダー
「体の性」と「心の性」が一致しない人、違和感をもつ人などを指します。
性別が中間的と思う人、男性や女性に当てはめられたくない、よくわからないなどの人もおられます。
性別の不一致感や違和感から治療や手術を希望し、医療機関で医師による診断を受けた際の診断名を、性同一性障害といいます。
性的少数者(性的マイノリティ)とは
体と心の性が一致し、異性を好きになる人から見て、それに当てはまらない人を「性的少数者(性的マイノリティ)」などと呼ぶことがあります。
LGBTとは
その代表的なレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの4つのアルファベットの頭文字をとって、LGBTと呼ぶことがあります。
※これまで見てきたように、性的少数者にはLGBT以外の人もおられます。それを表現するために、LGBTsやLGBTQ、クィアなど、様々な呼び方も存在します。
※ホモやレズ、オカマ、オネエ、おとこおんな などの呼び方は、差別的に感じる人もいますので、ご注意ください
性の多様性の象徴
性別は「男性か」「女性か」の二者択一ではなく、「心の性」や「好きになる性」などのグラデーションの組み合わせで考えることができます。
人の数だけ、性の形、グラデーションは異なるのではないでしょうか。
6色のレインボー
(赤・橙・黄・緑・青・紫)
その多様な性の形の象徴として、6色のレインボーが用いられることがあります。
このレインボーは、1978年のアメリカ、サンフランシスコで用いられた8色のレインボーを起源としているという説があるそうです。
プライドパレード
性的少数者や支援者が集まりパレードをする催しが、世界各地にも、日本国内にもあります。
いろんな分野で活躍されているLGBT(性的少数者)の方がおられます
スポーツ界、芸能界、大学教授、世界的企業のトップ、歌手、首相、映画監督。
ごく一部ですが、LGBT(性的少数者)の方たちは様々な分野でも活躍されておられます。
もちろん、私たちの身近なところ、学校や職場、地域、家族や親戚にもおられます。
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