top of page

富山県の取り組み

県内各自治体等の取組み状況はこちらから

2018(平成30)年8月9日、富山県の石井知事が定例記者会見で、性的少数者(LGBT)について次のような見解を述べられたという新聞報道がありました。

LGBTへの行政支援について、「一人一人の人権を大事にすることが必要」、そして、性的少数者(LGBT)のカップルをパートナーとして公認する制度について、「同性同士で愛情を持って暮らしたいという方々がいることを認識し、しなやかな社会にしていかねばならない。ただ、富山県ではそうした要請は聞いていない」と述べられました。

県知事が、性的少数者の人権や認識について示され、しなやかな社会にしていかねばならないと述べられたのは、とても重みがあり、大きなことだと思います。

もちろん、性的少数者は同性カップルだけではありません。パートナーシップ制度をつくればすべてが解決するということでもありません。すべての人の性的指向や性自認等の多様な性、多様な生き方が尊重される社会にしていくことが大切です。

知事が示された”しなやかな社会”にしていくために、今後、県と県民、関係者が協力し合って、県全体で総合的に、着実に、継続性をもって取り組んでいくことが大切だと思います。

​このページでは、県による取組みを記録していきたいと思います。

これまでの県の主な取組み(平成29年度~30年度)

 

・富山県いじめ防止基本方針改定(平成29年6月)「​性同一性障害や性的指向・性自認に係る児童生徒」が特に配慮が必要と記載

・人権啓発講演会(平成29年8月)にて、県として初めてLGBTをテーマとした講演「性別で見る多様性と人権」が開催

・富山県高等学校生徒指導連絡協議会(平成30年1月)「教職員が性の多様性を理解することの大切さについて」講演

・性暴力被害ワンストップ支援センターとやま開設(平成30年3月1日)同性からの性暴力についても記載

・富山県民男女共同参画計画<第4次>策定(平成30年3月)性的指向、性自認等に関して、啓発活動や人権教育を推進

・富山県自殺対策計画策定(平成30年4月)性的指向や性自認などに関して、啓発活動や人権教育を推進

これまでの県の主な取組み(平成31年度、令和元年度~)

 

・人権に関する県民意識調査報告書が公開(令和元年6月)

・人権啓発講演会(令和元年8月)富山会場にて、「はじめてのLGBT ー性の多様性と人権ー」が開催

・パンフレット「20歳のあなたへ」作成(「性の多様性を認める社会に!」の項目も設けられる)(令和元年12月)

​・「富山県人権教育・啓発に関する基本計画」が見直され、「性的指向、性自認」が重要課題に追加されました(令和2年3月)

​・富山県のホームページに、「性の多様性に関する理解について」のページが作られました(令和2年6月)

・2021年度の県立高校と特別支援学校の入学願書などから、性別を記入する欄を削除(令和2年11月)

・県教育委員会「改訂版 いじめ対応ハンドブック」発行(令和3年1月)性同一性障害や性的指向・性自認に係る児童生徒へのいじめについても記載

県の申請書等の性別欄の見直しが行われる。性別欄の削除、性別記載の工夫を進める(令和3年2月)

​・「男性相談員による男性のための電話相談」開始(令和3年10月)

「その性別欄、必要ですか?」の啓発リーフレットが作成される

富山県のパートナーシップ制度導入を検討すると表明(令和3年12月2日)

・県のパートナーシップ制度、要綱での実施を検討(令和4年6月13日)

​・令和4年度から、県立高校全39校で性別によらずスラックス選択OKに

・ワンチームとやま連携推進本部会議で、パートナーシップ宣誓制度に関する資料が公開されました(令和4年8月30日)

県の9月補正予算が可決されました。性の多様性啓発のためのシンポジウム開催やガイドブック作成等の予算が盛り込まれています。​

・2022年10/31~11/21 県主催の性の多様性に関するセミナー開催(魚津、砺波、富山、高岡の各会場にて)

​・新田知事が定例会見で富山県パートナーシップ宣誓制度案について説明(2022年10月31日)

・県のパートナーシップ制度に関するパブリックコメント開始(2022年11月1日~28日)

・富山県パートナーシップ宣誓制度開始(2023年3月1日)

・人権啓発講演会「いろんな性といろんなあり方 「自分らしく」って一体なんだ?」(講師 大賀 一樹さん)開催(2023年8月)

bottom of page