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家族のカタチ

皆さんにとって、家族とは?
皆さんにお聞きします。
皆さんにとって家族とは誰ですか?
親や子ども、パートナー、ペット、職場の同僚、育ての親、いろんなお答えが返ってきそうですね。
近年、家族を取り巻く話題として、次のような言葉を聞かれたことはありますか?
「熟年離婚」「シェアハウス」「ステップファミリー」「イクメン」「イクボス」などなど。
2015年、「同性パートナーシップ」という言葉をお聞きになった方もおられると思います。
また、国内の企業でも性的マイノリティの人を対象とした物やサービスが増えてきています。
同性パートナーを家族として扱うようになることや、「男性は仕事、女性は家事・育児」といった古くからある考えが変化していることは何を意味しているのでしょうか。
今後、家族のカタチは変わっていくのでしょうか?
この章で少し見ていきたいと思います。
企業の取り組みは
 
2016年2月現在での日本国内の企業の取り組みをいくつか見ていきます。
携帯電話会社の家族割引サービスをご存知だと思います。
このサービスに、同性パートナーも適用できるようになってきています。
また、生命保険の受取人に、同性パートナーを指定できるようになってきました。
結婚式場では、同性カップルの結婚式にも対応する所が増えてきています。
このように、従来では家族とされてこなかった同性のパートナーも家族として対応する会社やサービスが、様々な業種において広がってきています。
そして、LGBTなどの性的少数者の社員に配慮した制度についての取り組みも進んでいます。
・エントリーシートの性別欄削除
・社内規程で性的指向・性同一性での差別禁止
・同性カップルにも慶弔祝いや特別休暇が支給
などです。
これらの動きは、近年のLGBTや性的少数者への関心の高まり、一部の自治体で同性パートナーシップの制度が始まったこと、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控えていることとも関係しているかもしれません。
いずれにせよ、今後も大企業だけではなく中小企業も、都市圏だけでなく地方にも、この動きは広がっていくのではないかと考えられます。
未来の『家族』のカタチは
 
前のページでは、同性パートナーも『家族』として対応する取り組みが進んでいることを紹介しました。
将来、『家族』のカタチは変化していくのでしょうか。
◆カップルのカタチ
・同性同士の結婚や、それに準じた制度が法律で認められるようになるのでしょうか。
(次のページでは、世界にあるパートナー制度の主なものを紹介します)
・いつトランスジェンダーの人の性別の変更要件が緩和されるでしょうか。
(現在の国内法では、性別変更には手術を要するなど、厳しい要件が課せられています)
◆子どもをもち、育てるカタチ
・子どもをもつシングルマザーやシングルファザーが、同性パートナーと暮らすケースが増えていくのでしょうか。
(血縁のない親子関係が含まれる家族をステップファミリーと呼ぶそうです)​
同性カップルが、生殖補助医療により子どもをもつケースが増えていくのでしょうか。
◆共に生きていくカタチ
・気の合う仲間同士が緩やかに連携し合い、医療や看護が受けられるような社会が広がっていくのでしょうか。
近い将来、従来のイメージでの家族のカタチが、少しずつ変化していくのでしょうか?
パートナー、親と子、近くに暮らす仲間。
もしかしたらその変化は、すでに始まっているのかもしれません。
世界を見てみましょう
 
カップルのカタチ
世界にあるパートナー制度の主なものを調べてみました。
◆同性結婚
・同性カップルが男女のカップルと同等の権利を保障されるもの
◆PACS(パックス:民事連帯契約)
・男女のカップルも同性カップルも、共同生活を結ぶために締結される契約
・婚姻より規制が緩く、同棲より法的権利をより享受できる
◆シビルユニオン
・「法的に承認されたパートナーシップ関係」を指す
・国や地域によって異なる名称で採用され、内容も様々
世界のパートナー制度
◆デンマーク
1989年、世界初の同性パートナー制度
2012年、同性婚を承認
◆フランス
1999年、パックス(PACS:民事連帯契約)制度成立
2013年、同性婚を承認
◆アメリカ
2000年、シビルユニオン制度がバーモント州で成立
(異性間の婚姻とほぼ同じ法的権利)他の州にも広がる
2015年、連邦最高裁で同性婚を認めない事は違法と判断
事実上、同性婚が認められる)
​世界には様々な制度があり、20世紀後半から採用している国があるのですね。
展示を振り返って
本展示では、多様な性を知り、未来の家族のカタチについて考えてきました。
LGBTなどの多様な性のあり方をもつ人たちのことが多くの皆さんに知られるようになり、誤解や偏見がなくなっていけば、学校や会社、家庭、地域社会でも多様な生き方が受け入れられるようになっていくのかもしれません。
 
 
そうなったとき、皆さんは、将来、誰と、どんなふうに暮らしていきたいですか?
同性カップルも、気の合う仲間同士が助け合う関係も、大きな意味では家族なのかもしれませんね。​
 
それでは最後にお聞きします。
皆さんは、今、『幸せ』ですか?
 
ひとりひとりの皆さんが幸せであるためには、どのような社会であればよいのでしょうか。
 
それぞれの個性が尊重され、自分らしくいきいきと生きていける社会、互いの違いを認め合い、受け入れ合える優しい社会になっていけば、それぞれの能力が発揮され、輝かしい社会になるのかもしれません。
皆さんはどのようにお考えになりますか?
本日は最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
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